サダヤ日誌

三十路BBAの雑記ブログ

地頭力を鍛えることは実ビジネスで役立つのではないか

はじめに

「まんがでわかる地頭力を鍛える」を読みました。

2017年夏に立ち読みし、どうしても欲しくなり半年後に購入に至りました。

とてもためになったのでご紹介します。

本の紹介

主人公の川口美鈴は家具メーカーの開発部に所属していたが、成果を上げられず異動に…同期の広瀬くんに「地頭力」について教えてもらい実践していく、というストーリーです。

美鈴はまじめに仕事に取り組んでいるんですが、スピード感がなく、評価されません。

学校では100点であること・間違えないことを求められてきたにも関わらず、大人になって突然100点でなくてもいいといわれても受け入れがたいです。

美鈴の気持ちわかるなぁーー

広瀬くんの有難い教えにより少しづつ成長していく美鈴。イケメンで仕事ができて優しさもある。 こんな素敵な同期が欲しいよ。 (パート1 61ページより抜粋)

ポイント

頭の良さには3種類あり、この本では地頭力を鍛える方法が載っていました。

頭の良さの種類 -  物知り -  機転が利く - 地頭が良い

さらに、地頭力は三段で構成されています。

ベースとなる知的好奇心はどの頭の良さにも必須の要素です。 その上、論理思考で守りを・直観力で攻めの力を持ちます。 一番上にあるのが地頭力固有の能力、

仮設思考力 フレームワーク思考 抽象化思考力 です。

地頭力を鍛える方法

仮設思考力

まず、仮設思考力についてとそれを鍛える方法についてです。仮設思考力とは、結論から考えることです。

いまある情報だけで最も可能性の高い結論(仮設)を想定し、疑問や課題を発見することで次のアクションが明らかになる。 情報の精度を上げながら検証を繰り返して仮設を修正する思考パターンのこと (パート1 76ページから抜粋)

フレームワーク思考力

次はフレームワーク思考力を鍛える方法です。

全ての人には思考のクセがあります。

思い込みやすれ違いを排除するために視座と視点をしつこいくらい確認しなくてはならないそうです。それを可能にするのがフレームワークです。

自分を客観的に見るのは難しいですが、フレームワークを利用すると全体の優先順位が明確になり、他者を共有するのが簡単になるそうです。

抽象化思考力

最後に、単純に考える力を鍛える方法ですが、これにはエレベータートークが最適です。(ふむふむ) どんな分厚い本も30秒あれば説明できるくらいに枝葉を切り捨てて本質を突くことが大切です。

ポイントは最初に全体像を共有すること。 全体は何点であるのか、相手に何を求めるのかを端的に伝えることです。

また、違ったメリットとして、枝葉を切り捨てることで幹がよく見え、見た目が違っていたものが違う構造だったことが見えてきて、結果新しいアイデアが生まれるということが挙げられます。

仮設思考・フレームワーク思考・抽象化思考力

この3つを意識して鍛えることで地頭力を高めることができます。

プロジェクトを通して成長した美鈴…漫画としても面白い読み物です。絵が可愛くて読みやすいです。

まんがでわかる 地頭力を鍛える

まんがでわかる 地頭力を鍛える

実ビジネスでも地頭力は通じるのか?

本書の序盤、広瀬くんが美鈴に「100%の準備が整う日など永遠に訪れることはない」と伝えます。美鈴はショックを受けていましたが、実際のビジネスではまさにそのとおりと言えます。

2018年1月29日号のプレジデントに有名企業の社長のインタビューが掲載されていました。 ダイキン工業の会長 井上礼之氏のインタビューから一部抜粋します。

「事業は6割OK」なら実行する 決断の基準は「六分四分の理」です。どちらにも理があり、どちらとも正しいことの方が多いものです。それでも一方に六分の理があれば実行に移し、必要であれば戦略を軌道修正するという考え方です。 六分四分の理という考え方には一定の割合の失敗は許容するという意味も含まれます。 いささか決断に逃げ道を作っているように聞こえるかもしれませんが(略)気持ちの余裕は大切なことです。 それでも完璧な人間などいないのですから、最初から100点満点の戦略などあるわけがありません。(略)走りながら考えることを意識するだけでスピード感を持って仕事ができるようになります。

広瀬くんと同じこと言ってる

武蔵野の社長 小山昇氏のインタビューにも似たメッセージがありました。

正しいかどうかは後付けでしかわからないのだから。とにかく早く市場に問うたほうがいい。(略)失敗したら軌道修正すればいいじゃないですか。

やっぱり同じこと言ってるwww

各社のトップがそう仰るということは、そうなんだと思います。 実ビジネスにおいても地頭力は利用ができるということですね。

おわりに

本書の締めで、著者の細谷さんは現実には障害がたくさんあると仰っています。 でも、やめてしまったら一歩も前進はありませんとも仰っています。

「白か黒か」で(略)最終的な目標を「黒」に置いたとしても、現実には少しづつ灰色を濃くしていく、というのが頭の使いどころです。

コンサル会社の方は無理難題に日々向き合っているのですね、その中で利用されてきた考え方が地頭力なのでしょう。

自分の働き方は川口さんでもなく広瀬くんでもありませんが、この本を読んで地頭力を鍛えてみたいと思いました。 この本を読めばすぐに頭が良くなるということはありませんが、意識して続けることで自身のスキルアップにつながると思います。 仕事だけでなく、プライベートにおいても効果が出そうな気がします。

実践してみたいと思います。